蔵や古民家再生とまちづくり
越谷は、旧日光街道の宿場町として栄えた街であった。 越谷には今なお、多くの土蔵や古民家などが残っている。 街道沿いから一歩入ると、車の通行できない細い路地空間や神社、緑のある空き地などが広がる。 そうした状況を地域資源として再評価し、「宿場町」の風情を生かした地域再生を目指したい。 かつての宿場町は、「ヒト+モノ+情報の交流拠点」であり、ヒト優先の空間であった。 だから、地域住民が日常的に集い憩え、かつ来訪者が郷土料理や物産を楽しめるスペースを作りたい。 具体的には、既存の蔵を店舗として保存活用し、工芸品を扱う店舗付き住宅等を設置し、 地区の案内所と休憩所を兼ねた「問屋場」を設けることを検討している。