コンクリート打設前の仕事

コンクリート打設の前に、現場の配筋検査を行います。
当事務所では、構造担当だけでなく、私たち意匠担当も現場を確認しに行きます。
コンクリートを打設してしまうと、もう変更はきかないので大事な機会です。

この時点でのポイントは、構造担当が配筋の納まりや曲がり具合、かぶり厚など
構造に関する部分を見るのに対し、私たちは設備の有無や位置、建具の大きさなどをチェックします。
スイッチやコンセントなど、うっかり忘れてしまったら、後で設置するのは至難の業なので、緊張します。

写真は、電気の配線が集中した床部分です。
このように、あらかじめ躯体の中に蛇腹状の空配管を埋め込んでおき、
後で必要な電線やLAN配線などを通していきます。
将来にわたって、設備の増強や交換時に、きちんと対応するための隠れた工夫のひとつです。

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